fc2ブログ
犬を飼い始める時の3つのルートについて
2010 / 08 / 31 ( Tue )
root.jpgわんこを飼おう!と思った時に
さて、どこから飼いますか?
買うか、譲り受けるかの選択肢があります。

そこで今回はわんこを飼う際のルートで最も多い
ペットショップ、ブリーダー、動物愛護センター(保護譲渡)の3つについて長所と短所を踏まえてお話しします。

ペットショップ

    長所
  • たくさんの犬種の中から選ぶことが出来る
  • 色々な場所にあり、行きやすい
  • 複合施設が多く、総合的にケアを受けられる
ペットショップはお店にもよりますが、さまざまな犬種を置いている場合が多く
お店の中で選択肢を広げやすいです。

また、ショッピングモールやホームセンターの中などにもあり、
比較的行きやすいので何度も足を運ぶことが出来ます。

生体以外にもグッズショップ、ペットホテルやトリミング、
動物病院などを併設しているところも多く、そのままさまざまなケアを受けることもできます
(お店の購入割が受けられたりもします)

    短所
  • 社会化不足になりやすい
  • 犬質はさまざま

特定の展示スペースに1匹だけで展示されて過ごすため、
大事な社会化期の勉強が出来ず、問題行動を起こしやすいです。

また、小さい子が売れるため小さいうちから販売されることが多く、
親元で社会勉強をする期間も失いがちです。
ショップによっては子犬同士で遊ばせるスペースを設けたりして
この問題に対処しているところもありますので
どのようなショップかをしっかりと調べましょう。

また、ショップ販売されているわんこたちの出身場所は様々です。
その犬種の犬質にとことんこだわるのなら
その犬種専門の場所(○○犬種専門店やブリーダー)に行った方がよいでしょう。
※中には希望の犬種を仲介してくれるショップもあります。

ブリーダー

    長所
  • 特定犬種をじっくりと見ることが出来る
  • 親犬を見ることが出来る
  • 実際に子犬が生活している環境を見ることが出来る
  • 引き取り月齢に融通がきく
  • その犬種に対してのプロ
飼いたい犬種が決まっている場合はブリーダーに直接訪問すると良いでしょう。
兄弟犬や親犬、育った環境など今後その子の成長に関わることが見えてきます。

ブリーダー(特に単犬種のブリーダー)はその犬種に関して詳しいので、
たくさん質問をすることが出来、その犬種の長所や短所もしっかりと教えてくれます。

また、引き取る月齢はこちらで決められることが多いので
十分社会化させてあげることが出来ます。

    短所
  • 特定犬種以外は選べない
  • お店と比べると数が少ない

良いブリーダーは特定の犬種のみの繁殖や多くて2~3犬種の繁殖がほとんどですので
ショップのように他の犬種と見比べて選ぶ…ということができません。
また、ショップのように行きやすいショッピングモールなどにあることはなく、
市街などから離れた場所にあることが多いです。

最近ニュースでよく話題になる
劣悪な環境で繁殖を繰り返す悪徳ブリーダー(パピーミル)などもいるため
しっかりと飼育環境を自分の目で確かめることが大切です。

動物愛護センター(保護譲渡)

    長所
  • 殺処分される犬を救うことが出来る
  • 預かりされている間にしつけがされていることも多い
  • 落ちついた成犬から飼うことができる

愛護センターでは年間何十万頭もの飼い主に見捨てられたわんこが殺処分されています。
愛護センター経由でわんこを引き取ると
この処分される予定のわんこを救うことが出来ます。
わんこ達に一番貢献できるのがこの愛護センターからの譲渡だと思います。

そのほかに愛護センターからわんこ達を引き出す
保護活動をボランティアでされている方たちがいます。
引き出されたわんこは保護主さんの家でしつけをされることもあるため
性格がよくわかったり、しつけで困ることが少ないという話もよく聞きます。

子犬から飼うのが心配な方、しつけに不安がある方などは
こういった保護ボランティアさんから
性格や犬質を把握したうえでの成犬譲渡が適しています。

    短所
  • 条件に合う子が見つからない場合がある
  • 一定の条件をクリアしなければ里親になれない場合がある
  • 成長過程がわからない子もいる

収容されるわんこ達は純血種から雑種まで様々ですが、
欲しい月齢や犬種、サイズなどすべての条件と合う子には
なかなか巡り会えないことがあります。
飼育環境に制限のある場合は運命の子と出会うには時間がかかると思います。

また、里親になるためには一定の条件・審査がある場合があります。
これは捨てられてしまった子たちがまた捨てられないように、
幸せな環境で暮らせるようにと決めてある条件です。

完全室内飼育希望や、小さな子供がいない家など…その子によって条件があるため、
飼い主さんの環境と相談する必要があります。
※わんこのことを思って作られた条件ですので
「短所」とはちょっと違うのですが、「飼えない」ことがあるので
こちらに入れさせてもらいます。

また、保護センターには月齢、年齢が様々な子がいます。
特に成犬の場合は今までどのように育ってきたかがわからない場合がほとんどです。
社会化不足の子もいれば、虐待されて人に対して臆病になっている子もいます。
障害を持っている子も、病気にかかっている子もいます。
上記のような少し「癖」がある子もいるのです。
そしてその「癖」は成犬になってしまうと修正が難しくなるため
飼育初心者には向きません。

しかし「自分を助けてくれた」とわんこも理解しているのか、
いじらしく手のかからない大人しい良い子が多いのも里親ならではと言えます。


それぞれ一長一短ある犬の入手ルートですが、

「どうして犬が飼いたいのか」「何の目的で犬が飼いたいのか」などもう一度考えて
最初から一つだけに絞らず、広い視野で見ていくことが重要かと思います。

どこで巡り合っても、迎え入れたその日から大切な家族の一員です。
良い子に巡り合えるよう、たくさん調べて家族に迎えましょう^^

この記事を読んだ人は次のエントリも読んでいます。



Sponsored Links

テーマ:わんことの生活 - ジャンル:ペット

10 : 36 : 15 | 犬を飼い始める前の準備 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
| ホーム | 次のページ>>